フードテック関連企業の商標出願について

今回は少し趣向を変えて、簡単とはなりますが、アメリカの大手フードテック関連企業の商標出願について、見ていきたいと思います。

今回取り上げた企業は、Perfect DayとImpossible Foodsとなります。

1. Perfect Day

CA州を拠点とした、初の動物由来ではないミルクプロテイン開発を行った企業で、今では小売ブランドや食品サービスメーカーと提携して、様々な商品を世に送りだしています。ホームーページによると、以下を含め多くの提携商品が発売されています。

  • Bored Cow(子供用ミルク等)
  • Brave Robot(次世代アイスクリーム)
  • California Performance Co.(スポーツ用プロテイン)

今回米国の商標については、JUSTIA Trademarksというものを使用し、検索は簡単に、Ownerに企業名を入れることで行いました。

そうしたところ、21件が抽出され、ずばり”PERFECT DAY”といったものや、”CHANGE THE PROCESS. NOT THE FOOD. といったスローガン的なものなど、普段Perfect Dayの商品を手に取るとよく見かける物を中心に、出願をしている印象でした。

なお、ハートマーク的なロゴに、”VERY DAIRY”を組み合わせたものについては、別途国際登録の検索をMadrid Monitorから行ってみたところ、シンガポール、英国、米国ともに苦戦をしているようでした。

2. Impossible Foods

インポッシブルフーズは、CA州レッドウッドシティを拠点とした、プラントベースの肉製品や、乳製品を研究開発している企業で、代替肉を使った商品、「インポッシブルバーガー」などが有名です。

上記Perfect Dayと同じく、JUSTIA Trademarksを使用し、検索はOwnerに企業名を入れることで行いました。

そうしたところ、73件が抽出され、こちらもずばり”IMPOSSIBLE”といったものから、牛、豚、鶏といったロゴから吹き出しで”IMPOSSIBLE”と表示されたもの(ただしこれらはアメリカでは放棄のステータスとなっていました※)、”IMPOSSIBLE BURGER”、”IMPOSSIBLE CHEESESTEAK”、”IMPOSSIBLE CHICKEN NUGGETS”といったものや、グリーンと白の背景に”IMPOSSIBLE”と記載されたものなど、こちらも普段Impossible Foodsの商品を手に取るとよく見かける物を中心に、出願をしている印象でした。

また、こちらも国際登録の検索をMadrid Monitorから行ってみたところ、各国に積極的に出願を行っていました。

※日本では下記のように、動物のロゴと吹き出しの”IMPOSSIBLE”を組み合わせたものの商標登録が各種確認できました。また、企業名”インポッシブル・フーズ・インコーポレイテッド”でj-platpatから確認したところ、登録、出願中のものを含め14件確認できました。

j-platpat www.j-platpat.inpit.go.jp

おそらくアメリカは使用が前提の使用主義なのに対して、日本は早く出願した者が勝ちの、登録主義を採用している違いがあるかと思われます。

食品は特にBtoC事業を意識することとなるので、今回は米国の大手2社の商標を取り上げてみましたが、やはり世界を含め、積極的に商標出願をしていることがわかりました。